こんにちは。『健美髪日記』へようこそ。
動物の換毛期は3月と11月といわれています。
実は、人間にも換毛期があるってご存じでしたか?
それは秋になります。
今、季節が違うじゃないなんて思わないでくださいね。
これから迎える初夏、盛夏にかけての対処法次第で、抜け毛の本数は変わってくるのです。
そこで今回は、
- 抜け毛の仕組み
- 抜け毛が増える原因とシチュエーション
といった抜け毛に関する基本知識とともに、
- 季節によって違う抜け毛の本数
- 抜け毛の本数を必要以上に増やさないための対処法5つ
をご紹介していきたと思います。
是非、参考になさって、換毛期でも必要以上に抜け毛を増やさず、健やかで美しい髪を育ててみませんか。
【抜け毛】の仕組みとは?
毎日、貴女が見ている抜け毛は、外的な刺激が与えられた場合にだけ抜けているわけではありません。
髪にはサイクルがあり、一般的な女性の場合、4~6年の歳月をかけて、
成長期→退行期→脱毛期→休止期
を繰り返しているのです。
その髪サイクルの下で1日平均50~100本程度、特別な刺激を受けることなく抜けてうしまいます。
そんなことしていたら、髪が薄くなってしまうじゃないとお思いの貴女。
ご安心下さい!
人の髪は、全体で10万本くらいのあるので、1日に抜ける量としては、その0.1%に過ぎません。
しかも、髪サイクルである休止期の2~3ヶ月が過ぎれば、新しく健康な髪が生えてくるので、年間通して、ほとんど毛量に変化はないのです。
【抜け毛】が増える原因とシチュエーションとは?
<【抜け毛】が増える原因>
ただし下記のような場合には、髪サイクルの途中で抜けてしまっていたり、本来4~6年の歳月がかかる髪のサイクル期間を短かしたりしてしまう恐れがあります。
- 過度のダイエット
- 産後
- ピルの使用を止めた後(半年ほど続く場合があります。)
- 更年期
以上のような場合、ホルモンバランスが崩れたり、乱れたりすることで、イレギュラーに異常な抜け毛が起こってしまうのです。
その他にも過度なストレスや食生活の乱れも影響してきますよ。
<【抜け毛】が発生する3つのシチュエーション>
一番抜け毛が起こるのは、洗髪時です。
本来は、自然なサイクルにより抜け落ちてしまった髪が洗い流されているだけなので、心配はいりません。
また、次に多いシチュエーションがブラッシングのときです。
これもまた、正しくブラッシングできていれば、すでに抜けた髪の毛がブラシについているだけになので、心配はいりませんよ。
最後は就寝時ですね。
自然脱毛だけなら良いですが、濡れたまま寝てしまうと、寝具と擦れてダメージを受けやすくなり、抜け毛を増加させてしまう原因となります。
注意が必要です!
いよいよ本題の抜け毛の季節「換毛期」の話に移ります。
人間にもある抜け毛の季節「換毛期」とは?
<抜け毛の季節「換毛期」とその本数の推移>
先にお話しした通り、人間にも他の動物と同じように、抜け毛の季節「換毛期」があります。
ただ他の動物が、3月と11月にあるのに対して、人間は3月には特別な変化はなく、11月前後の秋に多くなる傾向があるのです。
各月の1日あたりの平均脱毛症本数は、
1月 80本
2月 70本
3月 60本
4月 50本
5月 60本
6月 70本
7月 70本
8月 70本
9月 80本
10月 140本
11月 150本
12月 100本
となっています。
明らかに、秋に抜け毛の本数が増加していることが分かりますよね。
通常、1日につき50~100本の抜け毛に対して、この換毛期は1日あたり200本ほどまで増えるのです。
換毛期の期間は、1ヶ月~1ヶ月半ほど続きます。
<秋に抜け毛が増える理由>
理由としては、他の動物と同じように冬毛に生え替わるというものもありますが、人間の場合にはそれだけではなく、
- 髪が日に焼けてダメージを受けた。
- 夏バテで胃腸の調子が悪くなり、食事が偏っていた。
- 夏の暑さで睡眠不足が続いていた。
等の理由も考えられるのです。
なるべくなら、自然な髪サイクルによる脱毛以外は減らしたいものですよね。
そこで次に、「換毛期」でも必要以上に抜け毛を増やさない対処法をご紹介します!
【抜け毛】の本数を増やさないための対処法とは?
前章でお話しさせていただいた通り、夏に蓄積された髪へのダメージが引き金になって、抜け毛が増えるという事実は見過ごせないですよね。
抜け毛を必要以上に増やさないための対処法をご紹介します。
①ヘアスタイルを変える
髪の根元から10センチほどまでは、頭皮からの栄養がきちんと行き届きやすいため、ダメージを受けにくく健康だといわれています。
とすると、夏に紫外線等でダメージを受けたとしても、ボブやショートヘアにしてしまえば、毛先に受けたダメージを断ち切ることができますね。
更に、長い髪による過度な頭皮への負担も減らせるので、結果として、不必要な抜け毛も少なくなりますね。
②紫外線を受けないようにする
お顔や手足と同じように、髪や髪の土台となる頭皮も肌の一部なので、紫外線に当たれば日焼けをし、ダメージを受けてしまいます。
当然、ケアが必要です。
*何もケアしなければ、頭皮は、お顔より紫外線を受けやすい場所です。
帽子を被ったり、日傘をさしたり、なるべく紫外線の強い日中のお出掛けを避けたりすることで、抜け毛を予防しましょう。
③食生活を気をつける
夏は、暑さで食欲がなくなったり、胃腸の調子が悪くなったりしやすい季節です。
誰でも、そうめんや冷麦、そばといっためん類や、ささっと喉ごしの良いお茶漬け等、食べやすい炭水化物に偏りがちになります。
それでは、髪の育成を阻害してしまうのです。
というのも、髪の主成分であるケラチンは、タンパク質に含まれているアミノ酸の一種です。
喉ごしの良い炭水化物に頼っていて、タンパク質を摂らないと、髪を健やかなに育てられなくなるのです。
また、ミネラルの一種である亜鉛や鉄も、健康な髪を育ててるためには必要です。
抜け毛を減らしたいなら、体調を考えつつも、食事のバランスを整えるようにしましょう。
髪を健やかに美しく育てるための食事についてはこちらへ。
髪を育成するために必要な亜鉛についてはこちらへ。
④睡眠を確保する
熱帯夜で寝苦しい夜が続くと、質の良い睡眠がなかなか取れなくなりますよね。
それでは、大事な髪を育てるための成長ホルモンが出せなくなってしまうのです。
というのも、人間にはゴールデンタイムというものがあり、22時頃から夜中の2時あたりまでをさし、その時間帯に質が良く深い眠りをとることで、しっかりと成長ホルモンが出されるのです。
もちろん、そのホルモンは成長期の子供だけではなく、大人でも分泌されます!
ゴールタイムに良質の睡眠をとって、成長ホルモンを出し、健やかな髪を育成し、抜け毛予防をしたいですね。
そのためにも、生活習慣を整えて睡眠時間を確保するのはもちろんのこと、質向上のために、上手にエアコンや扇風機を使うなど工夫が必要ですね。
⑤基本的な髪の習慣を見直す
何よりも、髪の洗い方が重要です!
いきなり大量のシャンプーをつけて、爪を立ててゴシコシ洗うなどもっての他。
抜ける予定のない髪まで、ダメージを与え、脱毛の原因となるだけではなく、土台である頭皮も傷めてしまい、髪を健康に育成できなくなってしまうのです。
38℃に設定したシャワーのお湯で予洗いを時間をかけて行い、表示通りのシャンプー量を手に取り、しっかり泡立ててから髪の根元につけ、指の腹を使って、マッサージをするように優しく洗います。
もちろんシャンプー後は、念入りに洗い流すこともお忘れなく!
その後の乾かし方も大切です。
髪を乾かすのではなく、髪の根元を乾かすこと目指します。
そのことで、乾いた頭皮から髪自体に乾燥が伝わり、早く乾かせますよ。
またドライヤーの熱は、一ヶ所に当て続けるとダメージの原因になるので、場所を替えながら熱を当てるようにします。
最後は冷風を当てることで、クールダウンされ、髪のツヤを出すことができますよ。
詳しくはこちらへ。
しっかり乾かしてから寝ることで、寝具との摩擦を最小限に抑えることができ、抜け毛予防もできるというわけですね。
また、ブラッシングも丁寧さを心がけてくださいね。
毛先の絡まりを優しく取ってから、髪全体をとかしていきます。
そのことで、不必要な抜け毛を防ぐことができますよ。
以上のように、ちょっとした貴女の心がけ次第で、換毛期でも必要以上に抜け毛を抑えることができますよ。
まとめ
動物と同じように、人間にも「換毛期」があり、ちょうど秋ごろに抜け毛が増えること、またその理由もお分かりいただけたかと思います。
抜け毛の本数は季節によって違うのです。
ただ、他の動物と同じように換毛期だからという理由だけではなく、実は、夏のダメージが抜け毛に影響を与えているという事実を見過ごせません!
- 髪が日に焼けてダメージを受けた。
- 夏バテで胃腸の調子が悪くなり、食事が偏っていた。
- 夏の暑さで睡眠不足が続いていた。
そのことを知っていれば、ちょっとした対処法次第で、抜け毛の季節である秋でも、その本数を減らすことができるのです。
対処法
①ヘアスタイルを変える
②紫外線を受けないようにする
③食生活を気を付ける
④睡眠を確保する
⑤基本的な髪の習慣を見直す(髪の洗い方・乾かし方・ブラッシング)
ひいては、頭皮や髪自体にも良い影響を与えくれますよ。
是非、ご紹介した対処法を実践して、不必要な抜け毛を減らし、健やかで美しい髪を取り戻しましょう。
本日は最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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