こんにちは。『健美髪日記』へようこそ。
うちの娘もロングヘアなので、ほっておくと髪が濡れたまま寝てしまいそうになります。
その姿を見て、「髪が濡れたまま寝ると風邪を引くわよ！」と、条件反射的に言ってしまう自分がいたのですが……
それって本当なのかな？と調べてみたら、どうやら真実であることがわかりました。
更に、髪にもその土台となる頭皮にも、そして首回りにかなり悪影響を及ぼし、痛めてしまうのです。
そこで今回は、
- 髪が濡れたまま寝ると風邪を引く？髪や頭皮が痛む？真実
- 髪が濡れたまま寝ると翌日髪が扱いやすくなるという勘違い
- 寝落ちしてしまった場合の対処法と枕の管理
- 髪を短時間で楽に乾かす方法
についてお話ししていきたいと思います。
今日は疲れているから、髪を乾かすのは面倒……と思われる気持ちは理解できますが、今晩からは、スッキリ乾かして、気持ちよく眠りにつきましょう！
貴女の大事な体のために。
- 【髪が濡れたまま寝る】と風邪を引く？髪や頭皮が痛む？真実
- 髪が濡れたまま寝ると翌日髪が扱いやすくなるという勘違い
- 髪が濡れたまま寝落ちした場合の対処法と枕の管理
- 髪を短時間で楽に乾かす方法とは？
- まとめ
【髪が濡れたまま寝る】と風邪を引く？髪や頭皮が痛む？真実
髪が濡れたまま寝ると、髪や頭皮、首回りにどうような影響を及ぼし、風邪を引きやすくなったり、髪や頭皮が痛んだりするのかご紹介します。
＜髪は濡れると【水軟化】が起こる！＞
髪が濡れたまま寝る寝ない以前の問題として、髪は濡れると水軟化という現象が起こります。
髪の水軟化とは、髪の表面にあるウロコ状のキューティクルが水分を含んで膨張し、はがれやすくなったり、また、キューティクルが開いて、内部の栄養が流れ出たり、水分が蒸発しやすくなったりする状態のことをいいます。
そんなデリケートな状態の髪は、ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまうのです。
そのように水軟化し、デリケートな状態の髪のまま寝てしまったら、問題が多発するのは容易に想像がつきますよね。
例えば、
①直接、髪が触れ合う枕と摩擦を起こし、切れ毛や枝毛が増えてしまいます。
②せっかく美容室で施術したもらったパーマやカラー、トリートメントも取れやすくなるのです。
＜濡れた髪で首を冷やし続けたら大変なことに！＞
冒頭の「髪が濡れたまま寝ると風邪を引くわよ！」は、だらしない子に対して、親が脅しのために言っているのではなく、真実なのです。
というのも、首には、筋肉と神経が複雑に入り組んでおり、更に脳へ栄養を送るための太い血管が通っているからです。
そんな大切な部分を濡れた髪で冷やし続けるのですから、体によいわけがありませんよね。
具体的な症状をお話しするなら、
①首元や肩が冷えれば、風邪を引きやすくなります。
②首元や肩の筋肉が硬直して血行が悪くなり、首こりや肩こりを引き起こします。
③首や肩と一枚皮で繋がっている頭皮の血流も悪化させてしまいます。
すると、髪を成育がするために必要な栄養や酸素が行き渡らなくなり、抜け毛が増え、薄毛へと発展させてしまう可能性さえあるのです。
④濡れた髪に覆われている頭皮は、ずっと長い時間湿ったままの状態になります。
すると、雑菌が大繁殖することになるのです。
＜濡れた髪でおおわれた頭皮は雑菌が大繁殖する！＞
元々、頭皮には常在菌がいます。
ちょうどよいバランスで保たれていれば、健やかさを維持することができるのです。
ただし、このバランスを崩し、菌を大繁殖させてしまうと、不快な臭いやフケ、かゆみの原因になり、炎症を引き起こしてしまう場合さえあるのです。
すると、毛穴が変形したり、詰まったりと髪の成育を邪魔するわけですね。
血流も悪くなるため、薄毛も進行させてしまいます。
ただ世間では別の意見もあり、残念ながら、勘違いが蔓延しているようです。
次で、ご紹介します！
髪が濡れたまま寝ると翌日髪が扱いやすくなるという勘違い
世間では、「ドライヤーで髪を乾かしてから就寝すると、朝髪がパサついた感じがするけれど、髪が濡れたまま寝れば、朝起きてからも髪がしっとり扱いやすい！」という声があります。
これは大きな勘違いです！
2つの大きな勘違いが含まれているので、それぞれご説明したいと思います。
＜勘違い①ドライヤーのかけ方が間違っている＞
もし、冒頭でご紹介したように感じられるなら、まずは、ドライヤーのかけ方が間違っている可能性があります。
髪にばかり注目して、頭皮を乾かすことを忘れてしまっているのです。
髪だけを乾かそうとすると、長時間、ドライヤーの温風にさらされ続けることになるため、当然、髪はパサついてしまいます。
更に、キューティクルの流れを無視して、毛先から根元に向かって、ふわ～とドライヤーを吹き上げてるようにかけていれば、ダブルパンチです。
キューティクルの配列が乱れ、艶のないごわついた髪になってしまうのです。
＜勘違い②単に髪と頭皮が生乾きなだけ＞
もう一つの勘違いは、「夜髪を乾かさないで寝ると、朝髪がしっとりしているような気がする」という点です。
それは単に、髪や頭皮が生乾きの状態にあるだけです。
濡れた髪が、枕と常に接触しているのですから、一晩経っても乾ききっていない可能性は充分にありますよね。
その生乾きの状態を、髪がしっとりしていると勘違いしているにすぎないのです。
すると、不快な臭いを発生させ、フケやかゆみ、炎症を引き起こす原因となりかねません！
絶対にお止めくださいね。
髪が濡れたまま寝落ちした場合の対処法と枕の管理
＜寝落ちしてしまった翌朝の対処法＞
ただ、疲れていてついつい眠ってしまったということもあると思います。
そんな時の対処法をご紹介します。
一刻も早く生乾きの状態を抜け出しましょう！
①まずは、髪に保護剤を塗ります。
②その後、ドライヤーの温風をなるべく頭皮に当てるようにして乾かします。
これで不快なベタつきや臭いをある程度抑えることができますよ。
③それから、いつも通りセットするようにします。
もし、この対処法を実践しても臭いやかゆみが気になる場合は、すすぎの必要のないドライシャンプーを使うのもお勧めですよ！
さっぱりします。
＊何れにせよ、一時的な処置なので、その晩にお風呂で丁寧にシャンプーを行い、皮脂汚れや臭いをしっかり落とし、頭皮と髪を乾かしてから就寝するようにしてくださいね。
＜忘れてはならないのが枕のケア＞
そして、忘れてはならないのは枕です！
一晩、髪の水分を吸った状態のまま放置しておくと、雑菌が湧いてしまいます。
いかに髪と頭皮を清潔にしておいても、雑菌だらけの枕を使っては台無しですよね。
枕の管理
①枕カバーは、こまめに洗濯する。
②枕自体も取扱い注意通りに丸洗いや陰干しなどの処置を行う。
常に、枕を清潔に保てるようにケアを行ってくださいね。
そして最後に、お風呂上がりの自然乾燥もお勧めできません。
先にお話しした通り、髪に覆われてなかなか乾かない頭皮は、雑菌を繁殖させてしまいます。
やはり、お風呂から上がったら、一刻も早くタオルドライとドライヤーで完全に乾かすのがベストです！
次に、髪を短時間で楽に乾かす方法をご紹介します。
髪を短時間で楽に乾かす方法とは？
髪が濡れたまま寝る以前に、髪は濡れたまま放置しているだけで、髪のダメージを促進させたり、首元を冷やして風邪の原因になったり、血行を悪くさせて首こりや肩こりを引き起こしたり、頭皮に雑菌を繁殖させて抜け毛や薄毛を促進させたりしてしまいます。
一刻も早く髪と頭皮を乾かしてしまうのが賢明ですよね。
それならば、お風呂から上がった瞬間に、タオルでごしごし髪を拭いて乾かしてしまおうと、思われるかもしれませんが、それもちょっと待ってくださいね。
濡れて水軟化した髪は、タオルでこするだけで、その摩擦でダメージを受けてしまうのです。
そこで、ポイントを抑えながら、短時間で楽な乾かし方をマスターしましょう！
＜髪を短時間で楽に乾かすために【タオルドライ】は念入りに＞
まずは、タオルドライからです。
①頭皮だけを軽くこするように拭きますよ。
＊髪はゴシゴシこすってはしてはいけませんよ！
②次に、髪を挟んで水分を拭き取ります。
＊ここでもゴシゴシは厳禁です！
③目の粗いコームで髪を根元からとかし、水分を毛先に持ってくるようにしたら、②の作業をします。
④少し目の詰まったりクシで髪をとかし、水分を毛先に持ってきたら、②の作業をします。
⑤より目の細かいクシで髪をとかし、水分を毛先に持ってきたら、②の作業をします。
水滴が落ちてこなくなるまで、⑥を繰り返し行ってみてくださいね。
ここまでしておくと、ドライヤーがけが非常に楽になりますよ。
＜髪を短時間で楽に乾かすために【ドライヤーの使い方】をご紹介！＞
次は、ドライヤーの登場です！
髪と頭皮を乾かしていきますよ。
①髪を持ち上げながら、根元にドライヤーの温風をかけます。
②場所を細かく替えながら、①の作業を繰り返し、頭皮を完全に乾かします。
③次に、キューティクルの流れに従って根元から毛先に向かって、髪を乾かしていきます。
＊頭皮が完全に乾いていると、髪にまでその乾燥が浸透していくので、この作業は思った以上に楽なはずですよ。
④髪が7～8割乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替えて、髪の根元から毛先に向かってかけていきます。
＊この作業により頭皮と髪がクールダウンし、髪にツヤが出せます！
以上が流れになります。
詳しくはこちらへ。
タオルドライを丁寧に行うことで、うんざりするほど時間がかかり、手が痛くなっていたドライヤーがけが、省力・短時間でできるようになるのです。
是非、コームやクシを使って、髪から水滴が垂れなくなるまで行ってみてくださいね。
そして何より、ドライヤーは、髪を乾かすというよりも頭皮を乾かすことが最優先です。
これまた、省力・短時間を実現するコツですね。
まとめ
髪が濡れたまま寝ると、髪や頭皮、首回りにダメージを与えるとお話ししてきました。
もし今まで、濡れたまま寝ることで、翌朝、髪がしっとして扱いやすいと思っている方がいらしたら、それは勘違いだったということもお分かりいただけたかと思います。
濡れて水軟化した髪は、ナイーブで傷つきやい状態にあります。
ちょっとした枕の刺激でダメージを受けてしまうのです。
更に、本当に怖いのはその先です！
髪と頭皮が生乾きの状態での就寝を繰り返し行っていると、いずれ頭皮に雑菌が大繁殖し、臭いやかゆみ、炎症の原因になります。
また、風邪を引き起こす原因になったり、首回りの血流を悪くすることで、首こりや肩こりを引き起こしたり、一枚皮で繋がっている頭皮の血流をも悪化させたりしてしまうのです。
それは、抜け毛や薄毛の要因になりかねません。
親の「髪が濡れたまま寝ると風邪を引くわよ！」という子どもに向けた言葉には、実は、深い深い意味があったのですね。
疲れているところに、髪と頭皮を完全に乾かすのは面倒だと思う気持ちは理解できますが、今後の髪や体のためです！
是非、ご紹介した短時間で楽に髪を乾かす方法をお試しくださいね。
毎朝きれいな髪と頭皮ですっきり朝を迎えられますよ。
枕のケアもお忘れなく。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。
