こんにちは。『健美髪日記』へようこそ。
若い頃は自慢のストレートだったのに、更年期に入ってから、やたらと縮れ毛が見られるようになり、髪のうねりも気になり出し、
一体、私の髪に何が起こっているの?
と、驚きを隠せない貴女。
お気持ちはわかります。
なぜか突如現れる、爪でギュッとこすったようなうねうね髪、寝ぐせとは違う髪のうねり。
ドライヤーでも整髪剤でもコテやヘアアイロンでも直らずイライラしますよね。
そこで今回は、更年期で髪質が変化したこと起こる
- あの縮れ毛の謎
- 髪質を改善させるための対処法6選
をご紹介します。
是非、ご一緒に対処法を実践し、更年期に負けない健やかで美しい髪を目指してみませんか。
更年期で髪質変化!あの縮れ毛や髪のうねりが起こる原因をご紹介
40代も半ばをすぎ、いわゆる更年期に突入すると、髪質が変化してくる気がしませんか?
今までになかった縮れ毛が発生したり、変な髪のうねりが起こったりと。
そこでこの章では、年齢とともに髪質変化が起こる主なる理由4つをご紹介します!
理由1:毛穴の形状の変化
髪の毛が生えているので、実感がないかもしれませんが、実は、顔の肌と髪が生えている頭皮はつながっており、一枚皮なのです。
当然、加齢のより顔の肌がたるむのと同様に、頭皮もたるんでいきます。
すると、重力に負けて頭皮が下がってしまうので、毛穴の形状も変わり、髪の生え方も変わってくるわけですね。
その毛穴の形状の変化が原因で、髪が縮れたり、うねってたりしてしまうのです。
理由2:更年期によるホルモンバランスの変化
更年期になると、女性ホルモンの「エストロゲン」が減少していきます。
早い人だと、30代後半から、遅くとも40代には減少が始まうでしょうか。
このエストロゲンこそが、女性らしさを保ち、髪の成長を促しハリやコシ、ツヤを出す手助けをしてくれているのです。
それが減少してしまうと、髪の成長が遅くなったり、髪に栄養がいき渡らなったりしてしまいます。
健康な髪が生えにくくなり、縮れたり、うねった髪が生えてくるようになるのですね。
もちろん、産後の女性も、ホルモンのバランスが一時的に崩れてしまうため、髪質の変化が起こりやすいといえます。
ただ、この場合はホルモンバランスが落ち着いてくれば、正常に髪が育つようになるので、心配いりませんよ。
理由3:髪密度の低下
何らかの理由で、髪の外側と内側とで脂質と水分のバランスが崩れると、髪質変化が起こります。
特に、水分量が減ると髪のうねりが起こりやすいといわれており、その原因をたどっていくと、頭皮にいき当たるのです。
そう、年齢もともに肌の潤いが減少していくように、頭皮も乾燥しやすくなります。
すると、髪の保湿力が弱くなって水分量が減り、うねり出すわけですね。
理由4:髪の内部にある「コルテックス」の細胞変化
髪表面のキューティクルの内側には、コルテックスという繊維状のタンパク質の層があります。
ヘアカラーやパーマは、このコルテックスに働きかけて施術されるのです。
長年、そのような薬剤によるカラーやパーマを繰り返していると、コルテックスが傷んで凸凹になり、髪を縮れさせたり、うねらせる原因になります。
以上のような要因で起こった髪質変化は、生まれつきのクセ毛とは違います。
縮毛矯正をすれば解決するわけではなく、返ってそのような薬剤による処置を行うと、髪に負担がかかり、より一層ツヤもなくなり、ごわついてしまうのです。
では、更年期の髪質変化は、どのように対処すればよいのでしょうか。
次でお話ししたいと思います。
更年期で髪質変化!改善するための対処法6選をご紹介
更年期で質が変化してしまった髪を改善するには、肌のケアと同じです。
単に化粧品を替えさえすれば、すべてが解決するわけではなく、美顔ローラーを使ったり、生活を見直したりと様々なアプローチが必要になりますよね
髪にも同様のアプローチが大切なのです。
具体的な対処法についてご紹介していきます!
①シャンプーを替える
先にお話しした通り、更年期に差し掛かると頭皮ケアを大切にしないといけません。
多少高価になっても、年齢に合ったシャンプーを使い、毛穴にたまった汚れや垢を取りつつも、保湿力も保ちたいですね。
また、髪の洗い方も重要です!
まずは、シャンプーを使わずに、シャワーのお湯で予洗いを念入りに行います。
その後、シャンプーを適量手に取り、しっかりと泡立ててから、髪の根元にまんべんなくつけていきます。
爪を立てずに、指の腹を使って、マッサージするように洗いますよ。
最後は、しっかり洗い流せば終了です。
詳しくはこちらへ。
②ヘアカラーやパーマを見直す
これまた前章でお話ししましたが、繰り返し行ったカラーやパーマは、髪の表面だけではなく、内部にまでダメージを与えてしまいます。
放置していると、縮れ毛やうねりといった髪質の変化だけではなく、後々、薄毛の原因にもなりかねません。
気づいた今がチャンスです!
まず、市販品のセルフ白髪染めは、誰でも染められるように非常に強い成分の薬剤になっているので、できる限り止めることをお勧めします。
その上で、美容師さんと相談して、髪や頭皮に負担のないカラーやパーマに替えてみたり、ヘアマニキュアに替えてみたり、カラートリートメントや、白髪の量が少なめなら、一時的な白髪隠し(スプレーやパウダー、マスカラ式等など)を使ってみたりしもいいですね。
③頭皮マッサージを行う
縮れ毛やうねりのない健康な髪を育てるには、髪の土台となる頭皮の血行をよくする必要があります。
簡単に行えるセルフマッサージをご紹介します!
まずは、手の平を使って耳の上→ハチの上→頭頂部の順番でマッサージします。
次に指の腹で、襟足から頭頂部に向かって、ゆっくり押し回していきます。
更に、耳回りをマッサージをし、最後に拳で耳からデコルテまでリンパを押し流せば終了です。
マッサージの際に、育毛剤やアウトバストリートメントをつけて行ってもいいですね。美容かっさを使うのもお勧めですよ。
美容かっさを使ったスカルプケア(頭皮ケア)についてはこちらで詳しくご紹介しています。
④シャンプー後の髪の乾かし方を見直す
実は、髪が濡れた状態が一番ダメージを受けやすいといわれています。
もちろん、タオルでごしごし拭くのはNGですよ!
とはいえ、何もせずに自然乾燥だからよいかというわけでもないのです。
髪に覆われた頭皮がなかなか乾かないため、雑菌の温床となり、かゆみや炎症の原因となってしまいます。
ですから、ドライヤーを使って素早く乾かすのがベストです。
具体的な方法としては、まず、髪を持ち上げ、根元を乾かすことを心がけます。
長時間ドライヤーの熱が一ヶ所に当たり続けることは髪にとってよくないので、まんべんなく場所を変えつつ、ドライヤーをかけていきますよ。
頭皮が完全に乾けば、自然に髪にも乾燥が伝わり、どんどん乾いていきます。
最後は、冷風で頭皮と髪をクールダウンさせることで、髪のツヤも出せるのです。
⑤生活習慣を見直す
髪は夜寝ている間に成長するといわれています。
更に、しっかりと成長ホルモンを出し、髪を成長させるためには、充分な睡眠時間とその質が重要です。
未消化のものが胃袋に残っていると、血液が食べ物の消化に使われ、頭皮にまで血液が回ってこなくなります。
すると、せっかくの髪が成長するチャンスも台無しです!
食事は、睡眠の3時間前までに済ませておくのが理想ですね。
また、その食事バランスも大切です!
髪のために亜鉛や鉄といったミネラルが必要とよく聞かれると思いますが、それだけでは充分ではありません。
髪の主成分であるケラチンは、タンパク質に含まれているアミノ酸の一種です。
健やかな髪を育成するためには、質の良いタンパク質も摂る必要があります。
この食品だけを摂ればよいと考えずに、様々な種類のタンパク質(肉、魚、豆類、乳製品など)や、ビタミン・ミネラル類、エネルギー源になる炭水化物や脂質といったバランスを考えた献立にしたいですね。
そして最後に、質の良い睡眠を取るためには、日中の運動も大切です!
髪の成長には、ストレスをためないことも重要になります。
是非、体を動かす習慣をつけたいですね。
⑥トリートメントを行う
髪の広がりを抑え、ツヤを出してまとまりやすくするためにも、トリートメントは大切です!
毎日する必要はなく、週1回でも時間のあるときに行えば十分です。
トリートメントの種類によっては、髪の内部にまで浸透し、凸凹になってしまったコルテックスを強化してくれる作用が含まれているものもあります。
是非、トリートメントを活用して、縮れ毛やうねり対策をしましょう!
案外、自分の心がけ次第で、髪のためにセルフケアできることがありますよね。
更年期で髪質変化!プロの手を借りてみる
美容師さんは、いわずと知れた髪を扱うプロです。
更年期を迎えて、縮れ毛やうねり等の髪質変化を感じたなら、
- 年齢に合ったシャンプーはないか?
- ダメージを受けた髪に適したヘアカラーやパーマをないか?
と相談してみるのもいい手ですね。
また、カットをしてもらう際も、更年期で質が変化してしまった髪を目立たなくさせる方法もありますよ。
例えば、表面にレイヤーを入れることで、髪のうねりといったクセを目立たなくし、気になる髪のボリュームもアップさせることができるのです。
ロングヘアーの場合、レイヤーを入れない方が髪の重みでクセが目立たなくなるように思われるかもしれませんが、返って、水分や栄養がいき届いていない毛先がパサついて広がり、よりクセを目立たせてしまうことがあります。
思いこみで決めず、是非、プロの手を借りてみてくださいね。
まとめ
更年期になると髪質が変化し、縮れ毛やうねりが発生する原因についてお話ししてきました。
いかがでしたか?
まずは、更年期の縮れ毛やうねりといった髪質変化は、生まれつきのクセ毛とは違う!ということを認識し、ご紹介した対処法を行ってみてくださいね。
髪質改善のための対処法
①シャンプーを替える
②ヘアカラーやパーマを見直す
③頭皮マッサージを行う
④シャンプー後の髪の乾かし方を見直す
⑤生活習慣を見直す
⑥トリートメントを行う
以上のようなセルフケアに加えて、ときにプロを手を借りながら、髪質改善を目指し、健やかで美しい髪を育てましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。